こんにちは!最近はなんでも値上がり値上がりで皆さん悲鳴をあげておられることかと思います。 そんな中でも「電気代」は値上がりのトップリーダークラスの暴れっぷり…今年の冬に電気代を見て日本中が震え上がりましたね。 震え上がってるのにまだ値上げするそうです、もはやこの世に神はいないのかもしれません。 しかし嘆いていても人生は良くならないので、少しでも人生を楽しくする為にも、今回お伝えする「電気代節約スキル」を学んで少しでもお得な生活にしてください。 これからのシーズンに最もお世話になる「エアコン編」です。 エアコンといえば「家庭の電気代食いまくり四天王」のリーダー的存在…ここを抑える事でお財布のダメージを減らしていきましょう!
エアコンをつけっぱなしにするは本当にお得なのか?
まずは話題の「つけっぱなし」の方がエアコン安くない?という説についての検証です。 色々と調べた結果、「つけっぱなしの方が安い」と言ってる方が多いのですが、そうでないパターンもあったり…エアコンの性能でも多少の違いは出るのかもしれませんが同じように実験しているはずなのに結果が違うわけです。 何故検証結果の違いが生まれるかというと、エアコンをオン・オフするパターンの実験の仕方が違うのです。 例えばA社の場合では、主婦の日常のような感じでリアリティのあるスケジュールでの実験をされました。 (朝の11時頃に買い物出て12時に帰ってきて、子供の送迎に行って…など) このパターンの場合はつけっぱなしよりも電気代は安く収まりました。 B社では単純に30分毎に電源のオン・オフを繰り返すというものです。 この検証ではつけっぱなしの方が安く収まりました。 この両方の検証の中で見えてきたポイントは「時間帯と気温」です。 ①9:00〜18:00の時間帯は30分以上の外出をする場合はエアコンを切る方が良いが、ほぼ在宅の場合は付けっぱなしの方が良い。 ②18:00〜は気温が下がってくるので、こまめに付けたり消したりする方が良い。 日中の暑い時間に一度温度が上昇するとそれを下げるのにまたパワーを使ってしまうため、日中は長時間の外出がないのであれば「つけっぱなし」が良いでしょう。
エアコンのつけっぱなしの結論
「つけっぱなし」も「こまめにオン・オフ」もその日の気温や自分の行動に合わせて使い分けるべし。
フィルターの清掃
2週間に1度、「フィルター」を清掃しましょう。 フィルターの掃除の仕方はカンタン!掃除機で吸い取るか、軽く水洗いをすればOK! でも今までまったく掃除したことないって場合だと少し手強い可能性があります。 その場合は「中性洗剤」をまぜた「お湯」で洗うとしっかりと汚れがとれます。 洗い終わったら日陰で干してよく乾かしたらOKです。
なぜフィルターを洗う必要があるの?
そもそもエアコンは「部屋の空気」を吸い込んで「冷たくして戻す」ことで部屋を涼しくしてくれるのです。 なのでその通り道にある「フィルター」が汚れてしまうことで、風が通りにくくなります。 通りにくくなるのでエアコンも必死になって吸い込んで、全力で吐き出すのでその分パワーを使います。 部屋が設定温度になりにくくなる→頑張り続ける→その分電気代使う ということなのです!
もしもエアコンを長い事掃除してなくて、汚れが素人には難しい方や自分で掃除するのがめんどくさい方は、掃除のプロにお任せしましょう。下記の「ミツモア」なら地域毎に登録されている業者さんを口コミなどを参考にしながら選ぶ事ができます。
エアコン✖️扇風機・サーキュレーターの併用
温度1度変えるのに使う電力は10〜13%と言われています。
なので少し部屋の中でも離れている人が暑いからといって設定温度をぐいぐい下げてしまうと電気代が上がってしまいます。
そこでエアコンの風が降りてくる場所に「扇風機」や「サーキュレーター」を設置して冷たい風をパスするようにしましょう。
これによって電気代を減らす事が可能です。
風量は「自動設定」
電気代を気にすると「弱風や微風」が良いと思っている方は非常に多いのですが、実はこれには少しワナがございます。 部屋が暑い状態から「弱」でスタートすると、部屋を冷やすのに時間がかかり、ダラダラと電力を消費し続けることになります。 しかし「自動設定」だと、ヨーイドン!の段階は猛烈に「強」で冷やして、冷えたら「弱」「微風」に変わってくれるので結果として電気代を抑える事ができます。 なので良かれと思ってスタートから弱くしているとジワジワと電気代を奪われることになるので注意です!
窓ガラス強化作戦
部屋の中が暑い原因の中に「窓」が実は大きく関係しています。 あるメーカーさんの調べによると、窓からは74%の熱が入り込むというデータが存在します。(ちなみに冬は50%ほどの熱が逃げるそうです) この窓からの熱を少しでも防止する事で部屋の温度を下げようという作戦です。 以下のような方法があります。 ・窓断熱シート ・窓断熱フィルム ・プチプチ(緩衝材) ・二重窓などのリフォーム 手軽にできるのであれば窓断熱シートとプチプチですね! 他にも部屋は真っ暗になりますがカーテンを閉めるなども効果的ではあります。 ガンガン冷やすだけではなく「防御力」を高めることが、電気代節約への道です。
エアコンの性能に注意
エアコンの性能ももちろん差があります。
【その1 エアコンは部屋のサイズにあっているか?】
エアコンを買いに行くと、6畳、8畳、10畳、12畳、14畳…と畳数ごとに分かれて販売されていると思います。
それぞれこの畳数にあった能力があるのですが、それを「定格能力」といいます。
「定格能力」とはエアコンが投入できる冷房の標準的な時間あたりの熱量を意味します、それをkwで表記したものです。
下記の写真の能力(kw)の太字部分ですね。
定格能力以外に見ていただきたいのがその下の()の数字です。上記の写真だと2.2の下の(0.4~3.4)です。 この数字はそのエアコンの「最小と最大の能力」を表しています。 最小値が低いものは細かい温度管理ができる、温度調整が可能な目安となります。 逆に最大値が高いのものはエアコンのパワーが高い証なので、ガンガンに冷やす能力が高いという事です。 この数値をお店でよく見てください、実は6畳と8畳ではさほど変わりません。さほど変わりはないのですが購入流時の値段は差があります。 また畳数よりも大きなエアコンを買った方が良いと勧めてくる店員さんが非常に多いのですが、「電気代を節約する」という観点でいくのであればこれはちょっと待った!です。 部屋をスピーディに冷やしたい方はパワーのあるのでOKですが、電気代を節約したい方であればむしろ小さいものの方がおすすめです。 省エネ基準が同じのもので2.5kwと2.8kwのもので比べると年間で約2,500円の差が生まれます。 ということはやはりパワーがある=そりゃあ電気代使うよねということです。
この定格能力がそもそも本当に自分の部屋にあっているかをまず確認しましょう。
冷房能力(kw) | 畳数(畳) |
〜2.2 | 6 |
2.5 | 8 |
2.8 | 10 |
~3.6 | 12 |
~4.5 | 14 |
5.0 | 16 |
5.6 | 18 |
6.3 | 20 |
【その2 省エネ性能の高いものを選ぶ】
これからエアコンを購入予定の人は「省エネ性能」も見ておくと良いでしょう。
上記のような表記が家電製品の値札のところに貼ってあると思います、この星マークの多いのを選ぶのも◎。
また各所町村によっては省エネエアコンの購入に助成金が出たり、特典がある所もございますので、1度自分の住んでいる地域での「省エネ家電補助金」を調べてみましょう。
【その3 APF(通年エネルギー消費効率)を見る】
ある一定条件のもとでエアコンを使用した時の、消費電力1kwあたりの冷房能力を表したものです。
計算方法=1年間に必要な冷房能力を、エアコンが1年間で消費する「期間消費電力量」で割って算出。
このAPFの数字が高い方が高性能です。6.0以上あるのは優秀です。
室外機も重要
なかなか「室外機」に気を使う人は少ないかと思いますが、実はこの室外機も重要なポイントなのです。 室外機の気にするポイントは2つです。 【その1 吹き出し口をふさがない】 エアコンが吸い込んだ空気の中にある「熱」を外に放出する役目があるのですが、この吹き出し口をふさいでしまうと、吐き出した熱を再び吸い込んでしまいます。 そうなると冷却効率が悪くなってしまうので、結果として無駄なパワーを使う=電気代が上がるになるのです。 なので室外機の前には、物を置かないのはもちろんですが、室外機カバーのようなものも付けない方が良いです。 【その2 日陰がベスト】 室外機自体の熱が上がる事で、熱を放出する効率も低下します。なので少しでも日陰に設置する、もしくは植木やよしずをたてかけるなどして日陰を作ってあげるのがベスト! うっかり吹き出し口をふさがないようには注意してくださいね。
まとめ
電気代節約スキル〜エアコンの型〜のまとめです。
エアコンの電気代節約
- 自分の生活リズムに合わせて「こまめに消す」か「つけっぱなし」を選択せよ
- フィルターは2週間に1回洗うべし
- エアコンだけで戦うな、扇風機やサーキュレーターという仲間と協力せよ
- 風量はいじるべからず、常に「自動」であれ
- ガンガン冷やすだけではなく、窓ガラスという弱点を克服せよ
- そもそものエアコンの性能を気にせよ
- 室外機を侮るべからず
この上記7つの心得を学ぶことで「電気代節約スキル〜エアコンの型〜」は習得です。 一昔前のようにエアコン無しで生きていける時代ではなくなりました、もはや生き死にに関わるほどエアコンは重要家電です。 今回ご紹介したエアコンの使い方をマスターして、節約スキルを高めてください! このスキルの向上が皆さんの人生の質の向上につながります。